レタスは歯に挟むものではない、食感を楽しむものだ!お手軽タコライス
学生の頃、学祭に来ていた同年代くらいの消防士と仲良くなり、その後一緒にランチを食べて、夜は絶景の夜景を隣の県までドライブして見せに連れていってもらったことがある。
夜景もこの上なく素敵だったし、ランチも大好きなタコライスのおいしい店だったので大変満足するコースではあった。
しかも、私みたいな女子の生活に遠い女子が、このような一般的なデートコースを送ることはあまりないため、それは貴重な体験だった。若干、気恥ずかしくなり、慣れないことをしているせいで、自分が気持ち悪いなと終止違和感を持っていたのも否めないが、まずはこのような普通の女子らしい機会を与えてくれたことに感謝である。
彼はとても紳士的でいい人だったし、優しかった。
だけど、どうしてもその後彼に会うことを二度としなかったのは、そもそも顔がタイプではなかったことや、車の中でかけるジャパニーズレゲエでかっこつけて運転する彼の姿に引いた、というのもあるけど、
なによりも、非常に綺麗な顔をして(苦手なタイプの顔だが)浅黒い肌と対照的な真っ白な歯の彼が、タコライスを食べて「おいしいね」といった瞬間、綺麗な歯に色鮮やかなレタスがぎっちりと歯を覆っていたのを見てしまったからだ。
どこか神経質な面のある私は、どうしてもこの笑ったレタス歯を受け入れることができなかった。
好きになった人なら、それすら愛おしく見えてしまうものなのだろう。私はレタス歯に対してそんな感情は芽生えなかった。お願いだから早く一人になりたい。
____そこで今回は思い出のタコライスを作ってみました。
【レタスは歯に挟むものではない、食感を楽しむものだ!お手軽タコライス】
■材料(3人分)
タコライスはお店で食べてもおいしいが、とにかく簡単なので男性を呼べば作ってあげるべきだ。
ただし、大好きな彼が笑った瞬間、レタスが歯につく姿を見てしまう可能性は多いにあることを頭に入れておいてほしい。
そんな彼の胃袋を掴めるかは君次第!
受け入れるのも君次第